先週のあの病気の猫のことだが、注射の効果で涙目は止まった。だが、鼻詰まりは変わらずで、食べないし飲まない。このままではいずれ死んでしまう。
そんな心配をしていた日曜日、礼拝と懇談を終えて帰ろうとしたその時、老婦人がやって来た。飼い猫が金曜から帰って来ず、この辺りを探しているという。
特徴を聞けば、我が家に連れ帰ったあの猫に違いない。持病をもった仔猫が捨てられているのを可哀想に思い、ご夫婦で世話してすでに6年だという。手作りの決まった餌しか食べないと知った。
すぐに、猫を届けた。猫のミーちゃんは家の中を実に得意気に歩きまわった。祈りは聞かれた。万々歳である。