2018年12月2日日曜日

愛猫ティティー

 猫のティティーが死んだ。まだ4歳半の短い生涯を可愛がられて走り抜けた。動物は罪を犯さないのでそのままで天国に迎えられる。だから葬儀も供養も要らない。
 ティティーは4年前の夏、お隣の庭で鳴いていた子猫だ。私は捕まえようと塀から落っこちて頭を何針か縫う怪我をしたあのときの子猫だ。魚が大好きで、よく魚を買ってきては食べさせた。腫瘍ができて入院手術。一時回復したが最近は殆ど食べられなかった。
 縁あって、ある寺で火葬をお願いした。初めて本堂に入った。私達はルーテル教会だと名乗って御坊さんとしばし懇談する。伽羅の香りの中、私達はティティーを本堂で見送った。主も共にいてくださった。