2020年4月26日日曜日

心は燃えていたではないか!

 鶯の澄んださえずりが近くの木陰で聞こえる。気がつけば桜はすっかり葉桜となり、木々の若葉が美しい。
 丁度いまごろの季節、二人の弟子がエマオへの道で復活の主イエスに出会った・・・。
 ロバート・ズンドの「エマオへの道」は青空のもと、緑豊かな春の道で主を挟んで歩く三人の後ろ姿が描かれている。大好きな絵の一つだ。
 「道で話しておられるとき、聖書を説明して下さったとき、わたしたちの心は燃えていたではないか!」と、後になって気づいた二人の弟子の感動に思いを馳せる。彼らが言う「あのとき」とは「一緒に歩いているこのとき」なんだ!いいなーと想像が膨らむ。

(エマオへの道 ロバート・ズンド と検索してみてください。絵が見られます)

2020年4月19日日曜日

ひねくれ者にも祝福だ!

 弟子達はユダヤ人を恐れて家に鍵を駆けて閉じこもっていた。復活の主はそこに現れ、真ん中に立ち、「あなた方に平和があるように」と祝福してくださった。
 ところで、トマスはみんなが一緒にいたときにどこに行っていたんだろう?理屈屋でちょっとシニカルな彼は仲間から一人外れるひねくれ者だったかもしれない。主はそんなトマスを愛して、もう一度同じ状況を再現して下さった。「信じない者ではなく、信じる者になりなさい」と言って下さった。
 そういえば「お前はひねくれている」と生前の父も先生方もよく言ってたなぁ・・・思い出して、なんだか懐かしい!バンザ〜イ、ひねくれ者にも祝福だ!

2020年4月12日日曜日

アーメン。主は復活された。

 「主は復活された。ハレルヤ!」主イエス・キリストのご復活を皆様と共に心からお祝いいたします。
 今年はやむなくイースター礼拝を教会で皆さんと一緒にではなく、各ご家庭で与っていただくことになりました。
 しかし、私たちは依然として聖書を読み、祈ることが許されています。なんと幸いなことかと思います。皆様お一人お一人に、主の復活の喜びが届きますようにと心からお祈りいたします。
 まだ緊張や不便な状況が続きますが、試練に耐えることが日常であった禁教の時代を想い起こします。今日私たちは復活の主に出会いました。主から愛された者として“隣人への愛の配慮を心に”と願うものです。

2020年4月5日日曜日

満開の桜に誘われて

 Covid-19の感染拡大を思えば気持ちは沈むが、満開の桜に誘われて、すっかり慣れた小田原への行き帰りの道、桜を見ながら行くことにした。
 旧造幣局の桜並木道を通りながら、「ここはY兄が案内してくれた場所だったね」と家人と話しながら通る。
 Y兄はこころの病気だった。救われたいと洗礼を願って授けられた。そして4年後にちょっとした怪我がもとで天に召された。本当にあっけなかった。
 満開の薄墨色の桜を見ながら、今は天にいるY兄に、「この桜、一緒に見たよね」と話しかける。桜の色がなんだかいつもより灰色っぽく感じるのはこちらの気持ちのせいなのか。今年、桜は薄墨色がいいと思う。