アドヴェントの第4週を迎えた。「希望」、「平和」、「喜び」、「愛」を表す4本のロウソクに火が灯る。
わたしが子どもだったころ、雷などで停電する事が度々あった。そんなときは、懐中電灯というのもあるにはあったがたいていロウソクが活躍した。
暗闇の中で電灯がつくのを待ちながら、ぼーっと明るく周りを照らすロウソクの周りに集まってどこか神秘的で温かい光を見つめていたことを覚えている。
冬至に近づくこの季節、日はますます短くなってゆく。電気のなかったその昔、アドヴェントのロウソクの光はそのまま人々の心に「暗闇を照らす光」として感じられたに違いない。