2023年6月11日日曜日

終りがあることを知る

 梅雨に入った。毎日シトシト、ジメジメが続く。猫たちは家から出られず、窓の外を眺めている。

 梅雨の候が好きだという人はすっかり減ったように思う。少し涼しいなかで、静かな雨音を聞きながら室内にて読書をする、こんな風情はすっかり遠のいた。油断をすると、シトシト雨はゲリラのように豪雨となって私たちを襲う。地球温暖化のせいだといいながら、私たちはちっとも便利な生活を手放すどころか、より便利な生活を追い求めている。

 「どんな種も必ず滅びるんですよね」とは先日のあるテレビ番組で恐竜学者が語っていた。何億年の先に終わりのあることにハッとする。改めて創世記から黙示録に至る神の壮大なご計画の世界を覗いた気がした。