2023年10月22日日曜日

祈る。それでも祈る。

 ハマスとイスラエルの軍事衝突に心を痛める。現在のパレスチナ問題の始まりは第2時大戦後のことだ。600万人ものユダヤ人が殺害されたホロコーストの迫害と苦難の歴史を経て、聖書の「約束の地カナン」は1948年のイスラエル建国として結実した。しかし、それは先住のパレスチナ人を抑圧し、排除する歴史の始まりともなった。

 彼らの大祖アブラハムたちも寄留者であった。エジプトの地では奴隷であった。「あなたは寄留者を抑圧してはならない。あなたがたは寄留者の気持ちが分かるはずだ。あなたがたもエジプトの地で寄留者だったからである(出エ23:9)」。神は彼らが助け合い、共存することを望んでおられる。