2013年6月16日日曜日

実生(みしょう)の枇杷

 礼拝後の愛餐会で枇杷をたっぷりご馳走になった。
「今年も初物をいただけた」とS兄。K姉の畑に自生した「実生(みしょう)の枇杷」だ。
 「実生」とは枇杷の種類ではなく、種から一人生えしたものの総称だと初めて知った。しっかりとした酸味とほのかな甘みの初夏の実は自然の恵。
 そう云えばエデンの園にも枇杷の樹があったに違いない。「それぞれの種を持つ実をつける果樹を、地に芽生えさせよ」と神は言われた。
 先週、街を歩いていたら鈴なりの枇杷の大木に出くわした。これも実生の枇杷だろうかと眺めたら、楽しいひと時とあの味がよみがえってきた。