2013年10月27日日曜日

アンパンマンにキリストを思った

 絵本『アンパンマン』の作者、やなせたかしさんが亡くなった。アンパンマンは54歳の時、やなせさんが生み出した空飛ぶヒーローだ。スタートとなった絵本では砂漠で飢えて彷徨っている人に、自分の顔を食べさせる。本当の正義は必ず自分が傷つくというのがやなせさんの主張である。当初は自分の顔まで提供するのは残酷だとの感想が相次いだそうだ。
 しかしその後がある。ジャムおじさんによって、再びアンパンマンの顔は修復される。復活しながら活躍するヒーローが誕生した。自分の顔を食べ物として与えるアンパンマンが、おさない子供たちは大好きだ。
 このアンパンマンにキリストを思った。