2014年11月16日日曜日

Sちゃんに目をみはる

 Sちゃんが初めてお母さんに抱っこされてやって来たのは、今年の春だった。生後6ヶ月になったばかりの落ち着いた円満な赤ちゃんだった。
 そして11月、お誕生を迎えたSちゃんは積み木で遊ぶようになった。麦茶を飲み、ウエハースを食べ、帰る時には小さな手でバイバイをしてくれた。すっかり成長した。今を充分に生活して、心と体が満たされて、初めて次の年齢へと移行できる。この幼児期特有の成長の道筋を「連続的発達」というのだそうだ。
 ところで、幼児に限らず大人もまた心身の必要を満たされる事によって成長できるのではないか。隣人の必要も満たしながら「連続的発達」というのはいい。