2016年12月25日日曜日

キリストの平和がなった夜

 1914年12月、第一次大戦下のドイツ軍とイギリス軍はクリスマスのこの日もベルギーの首都ブルッセルの緩衝地帯を挟んでそれぞれが塹壕の中にいた。光は見えず、希望はなく、彼らは暗闇の中にいた。
 ところが、ドイツ軍の塹壕の中で一人の兵士が「きよしこの夜」を歌い始めた。他の兵士たちが一緒に歌い初め、その歌声がイギリス兵士たちに届く。そして思いがけずに双方での大合唱となった。この日、政府が決めたわけでもなく、将校たちの誰が決めたのでもなく、兵士たちが自発的に休戦をした。ああ、御子の誕生!
 主イエスキリストはあなたの心を照らす光。暗闇に輝く希望、平和。クリスマスおめでとう!