2018年10月21日日曜日

「義務」を選び取った方

 先日の久しぶりに晴れた朝のことだ。酒匂川の川沿いの道に入った途端、端正な雪の帽子をかぶった富士山が表れた。「おお、雪の富士山だ」このところ生憎の天気が続いていたので、それは突然だった。
 見れば、河原にはススキの白い穂もいっぱいだ。すっかり秋になったと、この夏の終わり、秋の初めの過ぎた日々も支えてくださった主の寛容を思った。
 ふと新聞で読んだ「与えられた義務を果たしつつ、その都度新たに気付かされたことを心にとどめていく・・・」この言葉が思い出された。なんだか惹かれる。この方は自ら「義務」を選び取った。選び取られた「義務」は人を深める素敵なことだと思えた。