2013年5月26日日曜日

夕暮れ時に「アヴェ・マリア」

「いいねぇ〜、あの曲を聞くと心が休まるねぇ〜」とは、長く闘病中のOさんの言葉。夕方の5時30分になると湯河原の町役場が毎日流しているグノーの「アヴェ・マリア」を聞いてのことだ。
 この曲が今日も一日を終えようとするこの地に響く不思議さに、いろいろと憶測を膨らませてみるが真相はわからない。理由はともあれ、救い主の受胎告知を物語る喜びの調べが奏でられるのである。
 天使は、乙女マリアにこう告げた。
「おめでとう恵まれた方。主があなたと共におられる。」夕暮れ時に流れる「アヴェ・マリア」。
 Oさん、今日も聞いておられよう。