2013年12月1日日曜日

そんな王がやってこられた

 ロバは予想外に小さな動物だ。大人がまたがると足先は地面からいくらもない。子ロバにまたがった主の姿はお世辞にも格好がよいとは言えなかっただろう。
 ロバの子にのって、穏やかに主イエスはエルサレムの都に入城された。人々はほとんど同じ目の高さで主を出迎えただろう。見あげるのでもなく、見おろすのですのでもない。そんな王がやってこられた。
 その一週間後には、主イエスは私たちの罪をその身に引き受けて、十字架につけられることになる。
 12月1日から待降節が始まる。固い決意を持って、すべての人の救いのために、死を覚悟して、エルサレムに入城された王の心を想う時節である。