2013年12月8日日曜日

融和の道を

 南アフリカで同国初の黒人大統領となり、ノーベル平和賞も受賞したネルソン・マンデラ氏が5日夜、ヨハネスブルクの自宅から天に召された。95歳だった。
 44歳から27年間に及ぶ投獄生活。「決して忘れられないが、赦せる」と微笑んで語る彼には三つの支えがあったという。一つは目標。アパルトヘイト(人種隔離)政策を撤廃して白人と黒人が対等に生きるようにすること。もう一つは友人がいたこと。そして、「キリスト教の信仰があったこと」の三つである。
 米国の公民権法成立が1964年。南アのアパルトヘイト撤廃が1994年。主イエスが示された融和の道を人類は歩んでいる。私達もこの道をさらに進もう。