私の子供の頃の夏休みには『夏の友』という学習ドリルの宿題があった。ドリルが「友」だなんて、どうしたらそういう発想になるのだろう?と思うが、私にとって当時の「友」は勿論遊びだった。夏休みは浜辺で日がな一日過ごした。そんなわけで8月の終わりは溜まった宿題をチャチャッとやっつけるはめに。
ある時、私が描いた宿題の絵に、「ちょっと」と、父が手を出した。スケッチの趣味のあった父は、泥縄式で描いた絵を見るに見かねたのかもしれない。
その絵、どう見てもうまく描け過ぎていた。学校に持ってゆくの、嫌だったなー・・・いまは笑い話。
今年、私の「夏の友」はエアコンと扇風機と麦茶。