2024年1月7日日曜日

神の霊は闇に勝つ

  戦争や紛争が終わらないまま、2024年を迎えた。新年早々、地震と津波そして航空機事故が起きた。この世界は予測不可能で不可抗力の闇に覆われている。

 創世記の天と地の創造の物語には、神が創造された地は「混沌として、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた」とある。確かに地は闇に覆われているのだ。しかし神の霊は、闇もろとも私たちの地を包むように動いて働きかけているという生き生きしたイメージが浮かんだ。霊が「動いている」というのは、聖書ではまるで鳩が空を舞うように動くということだ。

 主イエスの洗礼主日、「が鳩のように」天から下って主の中に入った。主イエスへの聖霊の降臨、ここに新しい創世の物語が始まった。だから闇があっても恐れない。神の霊はたゆまなく働きかけ続けている。