2014年5月25日日曜日

可愛いね

 このところ連日のようにインターネットニュースで「動物の赤ちゃん誕生」の記事を楽しんでいる。
 今日はイノシシの赤ちゃんが紹介されていた。「濃い茶と薄い茶のしま模様で、瓜(うり)に似ていることから『うり坊』と呼ばれる。つぶらな瞳で母親に寄り添う姿はかわいらしさ満点。一日中畜舎にいても見飽きない」とある。他にも、ごまあざらしの赤ちゃんがひなたぼっこをしているし、母親のお腹の袋から顔を出すカンガルーの赤ちゃんがいる。また、母鳥の後を泳いでいるカルガモの雛たちはロバート・マクロスキーの絵本『かもさんおとおり』そのものだ。
 今日も「可愛いね」を連発しながら心が和んでいく。

2014年5月18日日曜日

ああ、おばさん

 先週の月曜日、叔母を迎えに行き牧師館に一泊してもらった。叔母はわたしを育ててくれた母のような人である。
 今年89歳になる叔母はひどい難聴であるが、補聴器に助けられて伊豆で一人暮らしをしている。先週は何度電話をしても電話にでない。結局、ご近所や教会の牧師に連絡をとって、やっと無事が確認できた。
 周囲の大騒動にもかかわらず、会えば叔母はおさな子のように事も無げで涼しい顔をしていた。
 夕食後、久しぶりに叔母の入れた緑茶を飲んだ。ぬるめのお湯でゆっくり入れたお茶は実にうまい。この味は昔と少しも変わらない。ほっと人心地がついた。

2014年5月11日日曜日

お預かりします!

 新宿駅前で、「福島のペット・シェルターで世話されている犬ちゃん、猫ちゃんたちに援助をお願いします・・・」と、学生風の青年たちが訴えていた。
 このような募金活動のなかには、わずかでも協力したいと感じられる訴えがある。その一方で親団体のはっきりしないものもある。(このグループはどうだろうか?)と思いながら足早に通り過ぎかけた。
 その時だ。「・・・自分も参加してきて、・・・」と聞こえた。足を止め、信じてみようと引き返した。
 募金すると、「お預かりします!」と、歯切れのよい掛け値なしの返事が返ってきた。都会の喧騒のなかに、ボランティアの清々しさが響きわたった。

2014年5月4日日曜日

たのしい夢

  出張先に連絡が入った。女性会の皆さんが教会堂の片付けしをしたところ、昔のバザーで売れ残ったバイオリンを見つけたという。なんと未発見のストラディバリウスかもしれないという話である。
 「もし、本物だったら、一億円はするよ!」「それなら、新しい会堂が建つね!」などなど、その場は大いに盛り上がったそうだ。
 という訳で、帰ってくるなりバイオリンを見に教会堂へ連れて行かれた。オッ、ラベルにはストラディバリウス・クレメンス!だが、まてよ、ラベルの端に小さく・・・メイド・イン・チェコスロバキア。
 みなさん、楽しい夢をありがとう。会堂の片付け、ほんとうにありがとう!