2018年10月28日日曜日

みんな大好き ずっと大好き

 I姉妹の墓前礼拝のために吉祥公園墓地に行った。
墓地の中を歩きながらいろいろな墓石に刻まれた言葉が目に入ってきた。「絆」「憩」などの文字。中にはユニークなものもあって生前が忍ばれて微笑ましい。
 I姉妹の墓標には「みんな大好き ずっと大好き」と刻まれている。彼女が筆談で書き残した最後の言葉を拡大して墓石に刻んだと伺った。持続可能な環境作りに取り組んでいたI姉妹が、家族や多くの人に向けた感謝と愛のメッセージだ。
 いいなー!この言葉って、まるでイエス様の思いじゃないか!「みんな大好き ずっと大好き」。慰められる。そればかりか、生きる力が湧いてくる。

2018年10月21日日曜日

「義務」を選び取った方

 先日の久しぶりに晴れた朝のことだ。酒匂川の川沿いの道に入った途端、端正な雪の帽子をかぶった富士山が表れた。「おお、雪の富士山だ」このところ生憎の天気が続いていたので、それは突然だった。
 見れば、河原にはススキの白い穂もいっぱいだ。すっかり秋になったと、この夏の終わり、秋の初めの過ぎた日々も支えてくださった主の寛容を思った。
 ふと新聞で読んだ「与えられた義務を果たしつつ、その都度新たに気付かされたことを心にとどめていく・・・」この言葉が思い出された。なんだか惹かれる。この方は自ら「義務」を選び取った。選び取られた「義務」は人を深める素敵なことだと思えた。

2018年10月14日日曜日

実は神様つながりの兄弟姉妹だ

 『ホモ・サピエンスの10万年史と日本人』というラジオ番組にハマった。聞けば聞くほど、旧約聖書の語る天地創世の物語がますます真実味を帯びてきた。
 我々の先祖である古代のホモ・サピエンスは現代人とほぼ変わらないという。彼らは洗練された文化を持っていた。彫刻をし、優れた技術と洒落たデザインの壁画を残した。高度な石器だけでなく、骨製のフルートなどの楽器を持ち、骨製の縫い針や釣り針も駆使した。
 彼らはアフリカで生まれ、次第に進化したというより、最初から素晴らしい能力を持ってアフリカを出て全世界へと拡散した。現代人のDNAは我々は実は神様つながりの兄弟姉妹だと証するかのごとくだ。

2018年10月7日日曜日

いい眺めだ!

 Aさんの納骨のために熱海から車で30分ほどの霊園に来た。来てみて驚いた。
 後ろに十国峠を、眼下には相模灘を見下ろすという絶景だ。思わず「ああ、いい眺めだ!」と、叫んでしまいそうだ。汗ばむ地上の気温からくらべて、山の上は7,8度は低いのだろうか?少し冷たい空気が清々しい。なるほど、ここは別天地だ。Aさんが、生前ここを家族の墓地として選んでおいた訳がわかるような気がした。
 都会の喧騒から遠く、天地(あめつち)を創られた神に近いこの場所に、家族や親しい人たちが集ってくる。よみがえる温かな思い出。そして感謝。