2021年4月25日日曜日

たぐいなきみ恵みよ

  「われ見たり 御子イエスを 緑の木陰に…(教会讃美歌105)」。今の季節、この様子が現実のように迫ってきて、復活の主をふと身近に感じることがある。

 4月は、主の育ったパレスチナ地方も新緑が美しかったのかなぁ。麦は新しい穂が出て、葡萄の葉は柔らかく茂り、いちじく桑は若葉をゆったり広げていただろうか・・・今と重ねてそんな風景が目に浮かぶ。

 「私は生きているよ。ほら、あなたのすぐ近くの緑の木陰をごらん!」と、主の声が聞こえるようだ。

 私達の日々にはいろんな事が起こるが、全ては御国へのプロセスの中にあることだ。今日も良き羊飼いの主は私達を導いてくださる。「さあ、ついておいで!」

2021年4月18日日曜日

復活の主はプラクティカル

  復活の主を見て「亡霊だ!」とうろたえる弟子たちに、主は手と足を見せてくださった。その上「まさしく主だが、これは現実だろうか?」と疑う彼らに、主は焼いた魚まで食べて見せてくださった。

 復活の主は弟子たちにくどくど小言などは言わず、どこまでもあるがままの彼らを受け入れて、「復活の証人」となるようにプラクティカルに教えてくださった。この復活の主に教えられ、励まされて今日も過ごせた。

 一日の終わりに思う。それは主の私達への慈しみのせいばかりではなく、主の証人となるよう期待しているからだ。罪の過去ではなく赦された未来に向かって進めという復活の主が示した有り難い実践なのだ。

2021年4月11日日曜日

復活の主に会える!

  主キリストの復活は何よりも嬉しい。この春の美しい季節に主は復活されたと思うと、小田原への行き来は格別の恵みに感じられる。山々の緑の梢に主はおられ、振り返る私の肩越しにやさしい主の気配を感じる。

 いつの間にか「主の祝福を!」と祝福を送りながら通り過ぎるのが日課となった。まずは石橋付近で、決まって見かけるマスク姿で杖と手押し車のおばあちゃん達。小田原市内に入って、動物病院の前で順番待ちをしている物言えぬ病気の動物達。山王橋付近で必ず出会う障害者の天使君。どういうわけか、祝福を願いながら私の方が元気になってゆくから不思議。

 今日も弱さの中に共におられる復活の主に会える!

2021年4月4日日曜日

小さな自然を通して

  気がつけば、いつの間にか教会の小さな庭に色とりどりの花が肩寄せ合って咲いていた。今日、主キリストの復活を祝うファンファーレがこの庭から響く。小さくてあどけない花の花弁一つ一つから、弾けるようにパンパラパ〜ンと天に突き抜けていく。

 感染者がまた増え始めた。不安になって、心や体を病んでしまう人々もいると思う。

 しかし、神は、小さな自然を通して神のご計画が進んでいることに私の目を向けさせてくれた。このコロナの時、心を合わせ、共同することは何よりも私達を元気にする。今日、イースターを迎えて、何があろうとも、天の父は、私達を愛しておられると確信する。