2020年7月26日日曜日

大転換だ!

 耕していた畑で宝を見つけたなら、宝だけをそっと家に持ち帰るんじゃないかな・・・?自分だったらだいたいそんなストーリーを思い描く。
 しかし、彼の非凡なところは・・・彼は一大決心をして持ち物をすべて売り払い、今までの生活に終止符をつけ、そして「宝」の埋められていた畑ごと買い取る道を選んだことだ。彼は、それまでの小作人の人生に甘んじることをやめた。大転換だ!
 「天の国」は机上の空論ではない。神と共に生きる人生には喜びがあり、そこが「天の国」だと味わい知る。いま、「宝」の発見を機に自立の道を歩くことを決意した一人の農夫の姿が彷彿とする。

2020年7月19日日曜日

そのままにしておきなさい

 誰かを一本の毒麦にたとえ、自分たちは良い麦だというふうに、この主のたとえを聞いたとしたら善悪二元論の匂いがする。もしそうなら、「真っ先に引き抜かれるべきは他ならない、私ではないか!」と思った。
 世の中に毒麦と呼ばれる麦は存在するし、他人の畑にも毒麦を見つける。そして、認めたくないが自分の畑にも毒麦は生えている。それは人類共通に存在する毒だ。この毒麦、抜いても、抜いても「敵の仕業」はなくならない。「この毒さえなければ」と思う時、「そのままにしておきなさい」との主のみ言葉が響く。
 悪いものでも大切にして、いつか良いものへと変えてくださる愛の主に、私は救われ続けている!

2020年7月12日日曜日

どんな土地でも

 イエス様は畑に種を撒いておられる。大きな袋から、福音の種を気前よく握っては蒔き、握っては蒔き…
 種は道端に落ち、石地に落ち、茨の茂みにも落ちる。そんな光景を思い描きながら、私はこの中のどの土壌だろうかと、どうしても自分の貧しさに目が行ってしまう。しかし、畑に種を撒いた後で、種ごと土を耕して種を深く土に根付かせるというパレスチナの当時の農法を知った。びっくり仰天だった!日本では想像できないが、これでないと逆に多くの実りはないという。
 イエス様は、「芽生えよ!実れ!」とばかりに、どんな土地にも、惜しみなく、今日も福音の種を蒔き続けてくださる。だから、悟らせてくださいと祈る。

2020年7月5日日曜日

ありきたりのサンドイッチのままで

 胡瓜とハムのサンドイッチは我が家の昼食の定番メニューだ。この頃、そのサンドイッチにバジルやルッコラをはさんでみる。うまい!オー、イタリアン。 
 以来、香りのものはサンドイッチに欠かせない。少しなのに味にパンチが出る、美味しさが増す、昼食がちょっと楽しい、そんな不思議な変化を感じる。
 私たちはなかなか自分だけでは変えられないし、変わりようがない。しかし、主イエスの軛に繋がれてみて、私たちは初めて「謙遜」と「柔和」を味わい知る。
 主の軛は慰め、安堵、喜び、感謝・・・そんな平凡な言葉しか浮かばないが、きっと、あなたは味わい深く変えられる。ありきたりのサンドイッチのままで。