2019年1月27日日曜日

決して徒労に終わらない

 一年で一番寒いこの時期、「は~るよ来い、は~やくこい!」と、春の来るのが待ち遠しい。
 我が家の外には一匹の地域猫が住み着いている。冬の寒さは外猫には厳しい。このところくしゃみと鼻水で可愛そうだと、早速ホッカイロを買い、猫ハウスに入れてやる。心なしか鼻水が止まったようだ。
 猫ばかりではない。庭のすみれは寒さに耐えて花をつけ、菊の花も霜枯れした葉っぱの中で「まだまだ」っと頑張っている。春を待つ、祈って待つ・・・。
 待つ心は、どこか信仰に通じている。「おことばですから」と従ったペトロにおびただしい魚をもって応えられた主を待つ。宣教は決して徒労に終わらない。

2019年1月20日日曜日

フットワークが良くなってきたぞ

 主イエスが故郷のナザレで福音を述べる。すると人々は「この人はヨセフの子ではないか」と言う。つまり、彼はこの村の大工ヨセフの子だから、彼が何者なのかを我々は知っているというのだ。
 固定観念と先入観は枷となって彼らの心を縛る。せっかくの恵は彼らから遠ざかってしまった。
 「自分は知っている、わかっている」と思うようになったら黄色信号かもしれない。知らないこと、知りえないことは多々ある。「決めつけない」と自戒する。
 この固定観念と先入観という枷を主イエスは打ち砕いて自由の身にしてくださる。フットワークが良くなってきたぞ。この軽さよ!この恵よ!

2019年1月13日日曜日

「見よ、わたしの僕を!」と

 今日は主イエスが水と聖霊による洗礼を受けられた日だ。主の洗礼は、主と同じ洗礼を受ける私たちをも「神の子」としてくれる。「見よ、わたしの僕・・・わたしが選び、喜び迎える者を」(イザヤ書42:1)と天父は高らかに宣言される。
 いただいた年賀状に「人生100年時代になり、気合を入れ直して日曜礼拝に出席し、感謝と反省をしながら、健康で元気に過ごしたいと思います。・・・周りに迷惑をかけずに明るく、楽しく生活できることを願っています」とあった。実に明るく前向きだ。
 「見よ、わたしの僕」と迎えてくださる神の喜びがこの挨拶を通じて響いてきた。オッ、元気がでる!

2019年1月6日日曜日

ノックアウトされてしまった

 イギリスのロック・バンド、クイーンを題材とした映画『ボヘミアンラプソディ』はまさに感動的だ!
 特に、1985年のライヴエイドのクイーンの演奏を忠実に再現した最後の20分間は息がつまりそう。涙も出てきてしまいそう。ライヴエイドは「アフリカ難民救済」への20世紀最大のチャリティーコンサートだった。 
 彼は歌う。「母さん、たった今、僕は人を殺してきたんだよ…母さん、僕の人生は始まったばかりだったのに…」思わず引き込まれる。「僕なんて、生まれてこなきゃよかった…」痛々しい罪の告白、赤裸々な懺悔に心打たれる。母ならぬ天父の前に打ちひしがれるこの魂の純粋さに私は完全にノックアウトされてしまった。