2018年11月25日日曜日

大失敗に苦笑したが

 洗礼を受けたばかりの若い頃、教会学校の小さい子どもを受け持っていた。ある時の聖書箇所が「終末」だった。子どもたちに「終末」をどんなふうに教えたらいいのか…?第一、自分自身がわかっていない。
 そこで、聖書を再現して話した。「太陽は暗くなり、星は天から落ち・・・」子どもたちは一心に聞いてくれた。話の後、子どもたちは「本当?そんなこと起こるの?」と不安そうに聞いた。聖書に書いてあるのだから嘘とも言えない。「本当だよ」と私は答えた。
 後日、子どもの親から電話があった。「子どもが怖がっている」と。当時は大失敗に苦笑したが、今ならわかる言葉で主の愛による希望の完成を語りたい。

2018年11月18日日曜日

真心ささげて

 この頃は日が沈むと、空気は途端に冷え冷えとしてくる。気がつけば牧師館の庭に白と薄桃色の混じり合った山茶花が咲いていた。山茶花は晩秋の花で今が盛りだ。このところ一足飛びに秋が深まったと感じる。
 この季節の変化に引き寄せられて、カレンダーを確認する。・・・11月もあと2週間か!すぐ目の前に待降節が始まり、そしてクリスマスを迎える。今年いただいた多くの気づきに感謝しながら、今年はどんなクリスマスを迎えようか・・・と思い巡らしてみる。
 貧しい我が身に余りある恵を数えた。できれば真心の感謝を捧げるクリスマスがいいな。この寡婦のように。私にとってのレプトン2枚。真心のレプトン。(マルコ12:41〜44)

2018年11月11日日曜日

もう待ったなしだ

 立冬だと言うのに、夏日となったというニュースだ。この夏の猛暑といい、気候変動が気になってくる。この冬は暖冬だと予想されているが、温かい冬は過ごしやすいなどと言って喜んではいられない。
 NHKテレビ、『クローズアップ現代』を見た。近年急速に海がプラスティックごみで汚染されてきているという。それも21世紀が始まってからのわずか18年間で、それまでの汚染の量を遥かに上回ってしまったという。それを知って、唖然となる。
 海洋汚染はもう待ったなしだ。とにかく自分にもやれることをしよう。そう決めた。これまでのマイバッグに加えて、マイバスケットを購入した。3個もだ!

2018年11月4日日曜日

花梨のミッションワーク

 私たちの兄弟教会である小田原教会には花梨の木がある。今年はなり年らしく見事な実をつけていた。
 先日のこと「こんにちは」と玄関で大きな声がするので出ていってみると、庭続きの梱包会社の方が立っていた。ちょっと緊張した面持ちで「こっちの庭に出ている花梨をもらってもいいですか?」と言われる。「どうぞ、どうぞ、遠慮なくお持ちください」と私。がっしりした体つきの彼の日焼けした顔がニコニコ!となった。母親へのプレゼントだろうか・・・?
 この方、でっかいコンテナを梱包しながら、漂ってくる芳香を楽しんでおられたのかもしれないな。ささやかな花梨のミッションワークがちょっと嬉しい。