2022年5月29日日曜日

聖霊はスタンバイ!

 今日、主イエスは弟子たちを祝福しなが天に昇られた。その弟子たちの中に自分がいる、そんな姿を想像して描いてみる。戸惑いつつも眩しいような顔をして主を仰いでいる自分の姿が浮かぶ。
 「イスラエルのために国を立て直してくださるのはこの時ですか」と、復活の主にお会いしながらこんなトンチンカンな問をするほど弟子たちのこころは鈍く弱っていた。約束の聖霊はまだ降っていないからだ。
 主はそんな弟子たちに「あなた方に聖霊が降ると世界の果てに至るまで私の証人となる」と宣言される。すでに愛の聖霊はスタンバイ!足元ばかり見つめる私たちの目線を地平線、水平線の彼方へと導いて下さる。

2022年5月22日日曜日

初夏の気配

  卯の花が咲いてこの頃はすっかり初夏の気配だ。

早朝に「ホーホケキョ!」と、うぐいすの鳴声。その鳴声の清らかさに心が打たれる。いっとき、さえずりの歌声を賛美歌のように聞きながら聖書を開く。

 そして居眠りの出る午後「ツピチペ、ツピチペ」とシジュウガラの鳴声。窓の木の梢を見回すが姿は見えないが元気なさえずりに眠気が吹っ飛ぶ。

 復活の主イエスは40日間を弟子たちと過ごして、希望なく過ごしていた彼らを励まされた。もうじき主は天に昇られる。あれ以来、主の聖霊がやってきて私たちと一緒にいて下さる。目には見えないが聖霊は私たちのうちにいて愛の革命を起こして下さる。

2022年5月15日日曜日

恵みの甘夏

  復活節のこの頃はちょうど甘夏の収穫時期となる。

感謝なことに、今年も信徒さんの畑から収穫したばかりの甘夏が教会に届けられた。無農薬の甘夏は果実ばかりか皮こそが重宝なのだそうだ。

 連日のように、蜜柑の香りが家中に漂う。家人がマーマレードや甘夏ピールづくりに熱中しているからだ。恵みの甘夏だから新しいうちに作って届けたいと言う。これはささやかな“Her Mission”なのだ。

 マーマレードは瓶詰めにされ、甘夏ピールはバターケーキに焼き込まれる。試食係の私にはちょっとほろ苦いかな…?果たして皆は「苦いのがいいのよー」と優しい。人との分かち合いは本当に祝福だと思う。




2022年5月8日日曜日

さっそく一服

  自宅のお茶の木のから作ったという新茶を頂いた。新茶は新しいうちに飲むから新茶なのだと、さっそく一服。

 急須の中で針の先のような葉っぱが広がって、爽やかな自然の植物の香りがする。さっぱりした味、飲んだあとはスッキリ。美味しいが新茶を贅沢だと思った。

 八十八夜も過ぎ、立夏を迎え、季節は春から夏へ。今、季節の移り変わりを楽しむことなく、戦禍と弾圧に傷つく多くの人々を意識の外に置くことはできない。

 5月3日に全国の日本福音ルーテル教会はズームで「平和と共働の祈り」を捧げた。「危険にさらされ、恐怖の中にいるあなたの大切な子どもたちをあなたが抱き守ってくださいますように」と祈った。

2022年5月1日日曜日

例年ならば・・・

 大型連休が始まった。

 例年なら、この時期には全国の牧師会と定期総会のために東京で過ごす3日間となる。だが今年もコロナ禍のためにキャンセルとなった。

 せっかくの連休も出不精の私は牧師館でぼちぼち仕事をしながらのんびり過ごす以外に思いつかない。家人から責められるかもしれないな?しかし、家人は「Kさんの誕生日がGW中でよかった」と言いながら娘の夫の誕生日のケーキを送るためにせっせと焼いている。

 私はカードに「いつも応援しています。いつも祈っています。P&M」と書いた。心は決して疎遠ではないが、会えない日頃の思いを、祈りに託した。