2023年4月30日日曜日

われら主イエスの羊

  当方の猫たちは、昼間はほとんどゴロゴロ寝て、好きなときに外にでかけて過ごしたりしている。お気に入りのご飯を食べ、トイレの始末をしてもらい、顔や耳を拭いてもらってご機嫌だ。家人が名前を呼ぶと、ほぼ3分以内に戻ってくる。それには、いつも感心する。家人と猫との間には信頼関係が出来上がっている。私が呼ぶとどうなるか?試すまでもないか・・・。

 主イエスの「羊飼いと羊のたとえ」は「聞く」ことは大切!どころか、死活問題だと教えてくれる。

 主は私たち一人ひとりの世話をしてくださり、いつも名前を呼んで帰りを待っている。羊飼いと羊は主イエスと私だと捉えることによって初めてこのたとえ話が現実味を帯びてくる。家人と猫も同じようだな〜。

2023年4月23日日曜日

心が燃えるとき

 エマオへの道をトボトボ歩く二人に、闊達な足取りで追いついてきた方は二人と並んで歩き出した。二人は、イエスが十字架につけられてしまった事で自分達の希望は費えてしまったと意気消沈していた。

 しかし、その方は聖書から神の約束された救いを解き明かしてくれた。その夕、その方がパンを裂いて渡した瞬間に、二人はその方が主イエスだとわかった。あの時、エマオへの道を一緒に歩いた時、「我々の心は燃えていたではないか!」と二人は叫んだ。

 ロベルト・ズンドの描いた「エマオの途上」には、緑の木立の道を復活の主を真ん中にゆったり歩く二人の弟子。この時、二人の心は燃えていたのだ!

AIはスピリチュアルにも???

 チャットGPTが話題になっている。試しに「イエス・キリストの復活について」と質問を打ち込んでみた。ほぼミスなく手際よくまとめられた百科事典的回答がほんの2、3秒で出てきた。その優秀さに面食らった!

 しかし、AIは人の霊性に訴える力はないはずだ。そんなことを思いながら、米国の店頭に並んでいる多種多様なカードの中に、スピリチャル(霊的)と特徴つけられてものがあったことを思い出した。

 家族や友達、知人に向けたカードにも霊的特性を備えたものが確かにあるのだから、もしかして、人々の霊性を育てる説教をするAIも将来登場するのかもしれない。SFのような世界がひょっとして・・・。 

2023年4月9日日曜日

復活の主によって、何度でもやり直せる

 主キリストは復活された。ハレルヤ!

  私が40代だった頃、米国に仕事を得て、家族を連れて暮らしたことがある。年齢からは最後の夢だった。しかし、渡米した丁度その年、9.11の同時多発テロが起き、職場は6年後に撤退を決め、私の夢は潰えた。

 半ば失意の中で一時帰国した。それまで住んでいた小さな集合住宅のベランダに忘れて置かれたままのサボテンを見つけた。手にとって愕然とした。「生きている!」そこに僅かだが緑の芽が出ていた。涙がとどめなく出た。「まだやれる。大丈夫だ」そう思えた。生命の力を感じた。復活のキリストは生命そのものだ。

 人は復活の主によって日々新しくされる。人生は何度でもやり直せる。私は神学校へと進み、今がある。

 

2023年4月2日日曜日

「聖週間」を過ごす

 聖週間は主キリストの足跡を聖書を通して辿る時だ。

 日曜日、主はロバの子に乗ってエルサレムに入場。月曜日、主は神殿で宮清めをする。火曜日、主は神殿の境内で教える。祭司長や長老たちと問答する。水曜日、主はオリーブ山で祈る。木曜日、主は弟子たちと過ぎ越しの食事を祝い、弟子たちの足を洗う。ゲッセマネの園で祈り、逮捕され、ユダヤの最高法院で裁判を受ける。金曜日、主は明け方にローマ総督ピラトに引き渡され、裁判にかけられ、十字架刑により正午頃息を引き取り埋葬される。そして神は、日曜日の早朝までに主イエスを復活させた。

 十字架への道を進まれた主の一週間をたどりながら、私もまた主の側に「付かず離れずの弟子」の一人だと思った。