2014年11月23日日曜日

甘いのも酸っぱいのも

 蜜柑がだいだいに色づいて、深緑の葉によく似合う。まあるい実が晩秋の日差しの中で、ぬくぬく暖かそうなのを眺めながら、実を結ぶ木というのは実にいいと思う。が、甘味と酸味は陽射しによって違うらしい。
 「わたしは葡萄の木、あなたがたはその枝である。」と、イエス様はパレスチナでは身近な葡萄の木を喩えに用いられた。もしも、これが湯河原であったなら、蜜柑の木を喩えに使われたのかもしれない。
 この一週間に三人の兄弟姉妹が天に召された。その歩みを振り返りつつ、主イエスという木に繋がった枝の結んだ実を思った。イエス様はその実すべてを慈しんで下さるにちがいない。甘いのも酸っぱいのも。