2020年5月10日日曜日

心の手を握りしめる

 先日、叔母が入所しているホームから知らせが入った。94歳の叔母に熱があるという。「38度4分ですか!」と私。新型コロナウィルスの感染が頭をよぎる。しかし、万が一感染していても、誰のせいでもない。これが天の父が定めた叔母の時だと覚悟を決めた。
 しかし、解熱剤を飲んで翌朝、叔母は平常に戻った。その夜、叔母に付き添ってくださった職員さんは、一時間おきに叔母の体温、血圧、脈拍、サチュレーションを測り、数時間ごとに3回に分けて水分の補給をしてくださったそうだ。
 家族にもできない看護に思わず涙・・・有り難くて感謝を言葉にできない。
 叔母は守られた。時節がら叔母には会えないが、「よかったね~叔母さん!」と、心の手を握りしめる。