2019年4月14日日曜日

臨終の時にも

 あの日、ゴルゴダの丘には三本の十字架が立った。主イエスの左右に、十字架にかけられた二人の罪人。
 そのうちの一人は十字架上で救いに目覚め、パラダイス行を確約された最初の人。犯罪者と言う罪人も当然救われるその人なのだ。カトリック教会ではこの罪人に聖ディスマスという名がつけられ、犯罪者の守護の聖人となっているというから感心してしまう。
 私自身はというと、はたして死の間際に自分の姿をこの罪人に重ねることができるだろうか?「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」と乞う信仰を・・・と願う。
 「あなたは今日、わたしと一緒に楽園にいる」ああ、臨終の時にも主のみ言葉がともにある。