2019年4月28日日曜日

いつの間にか

 二人の弟子はすっかり希望を失ってエマオ村への道をトボトボと歩いていた。いつの間にか復活のキリストが彼らに近づき共に歩いている。彼らは少しずつ生気を取り戻し目は輝き始め、心は燃えた。
 人間には心と体とその上に精神という力があると言うのはアウシュビッツ強制収容所から生還した精神科医ヴィクトール・フランクルだ。精神は生まれながら誰にも備わっている空の器のようだという。
 たとえ、私たちの心や体が病んでも精神は病まない。精神が外からの愛の力に与るとき、私たちは生きる意味を見出し、響き合い、他者のために生きる力を得る。日々、復活の主と出会って、心は温かい!