2020年7月19日日曜日

そのままにしておきなさい

 誰かを一本の毒麦にたとえ、自分たちは良い麦だというふうに、この主のたとえを聞いたとしたら善悪二元論の匂いがする。もしそうなら、「真っ先に引き抜かれるべきは他ならない、私ではないか!」と思った。
 世の中に毒麦と呼ばれる麦は存在するし、他人の畑にも毒麦を見つける。そして、認めたくないが自分の畑にも毒麦は生えている。それは人類共通に存在する毒だ。この毒麦、抜いても、抜いても「敵の仕業」はなくならない。「この毒さえなければ」と思う時、「そのままにしておきなさい」との主のみ言葉が響く。
 悪いものでも大切にして、いつか良いものへと変えてくださる愛の主に、私は救われ続けている!