2021年12月12日日曜日

神の恵みで救われる

  突然、新興宗教の人から電話がかかってきた。「コロナ禍で不安はありませんか。希望について話しましょう」という。私は「それでは、あなたは救われているんですね」というと、「えっ、救い?救いですか?」とびっくりしたような声。福音を語らず、不安をあおって布教するのが新興宗教の常套手段だ。「あなたが救われるようにお祈りしますね」といって電話を終えた。

 私たちは自分の努力で救われるんじゃない、神の恵みで救われるのだ。本来は神の愛がすべてで、待降節はその愛の分かち合いをするそういう喜びのときなのだ。「喜びの主日」はそういう原点に帰ることを忘れないようにしようという時でもある。