「めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか」と、主はご自身を愛の翼を広げて雛を守り養うめん鳥に譬えた。
これは招きに応えない神の民への主の嘆きではあるが、決して人々を断罪する言葉ではない。めん鳥は雛鳥を愛さずにはいられないのだ。
めん鳥が翼の中に雛鳥を集めている様子を見る機会はなかなかない。平和なときの想像であれば、そこには楽しい、優しい、和やかな情景が浮かんでくる。
しかし、今わたしたちは侵略戦争の残忍さを目の当たりにしている。人々の悲惨な状況にこころを寄り添わせ、母親と幼い子供たちに思いを寄せます。