2019年6月30日日曜日

茶目っ気たっぷりに

 聖書は多くの場合主の表情も声の調子も伝えない。
 「あなたは足を洗う水もくれなかった…あなたは接吻の挨拶もしなかった…あなたは頭にオリーブ油を塗ってくれなかった…」と、主はファリサイ派のシモンに向かって罪深い女の愛の奉仕を引き合いに出す。
 が、叱責ではない。このとき、主はシモンに向かってちょっと茶目っ気たっぷりにウインクしたのかもしれないな。そんな想像をしながら聖書を読む。
 主イエスは「赦されて愛する」事実と「愛のあるところに赦しがくる」事実の双方に目を向けさせる。
 シモンはこの後きっとこのことに気づかされたに違いない。そうだ、きっとそうに違いない。(ルカ7:36〜50)