2022年4月3日日曜日

立ち返りたい

  四旬節第5週もウクライナの人々の苦難を思う。祈れば祈るほど何かをしなければならないと思う。

 マリアがナルドの香油を主イエスに注ぎ、髪で足を拭ったという話は美しい。この時の1リトラ(326cc)のナルドの香油の値段は300デナリ(労働者の300日分の労賃)ほどと考えられる。常識からみれば驚く話だが、主は惜しみなく献げたマリアの一途な慈善を信と愛のわざと受け止められた。

 祈りが本物であるとき、慈善のわざという実を結ぶことをマリアに教わる。マリアは差し出すことのうちにある深い喜びに浸ったに違いない。この四旬節、マリアのように、主への信仰と愛に立ち返りたい。