2022年4月17日日曜日

たぐいなき御恵みよ

 「たぐいなき御恵みよ、主は生きていたもう。何故に我が魂は悲しみに沈む・・・」これはイースターの讃美歌の一節だ。主イエスは死んでしまった、もう私達の希望はついえたと、暗い顔をしてエマオへの道を歩いた弟子たちのことが思い浮かぶ。しかし、そんな弟子たちにいつしか復活の主イエスが伴に歩いてくださっていた。後になって、「あの時、確かに私の心は燃えていたではないか!」と気づかされる。

 イースターには緑の若葉が似合う。今朝も、主イエスはひょっとして木陰から私の肩越しに、私を見ていてくださるのではないかと思う。ふと、主の気配を感じて振り向く。一陣の春の風が吹いて私は満たされた。