2023年2月5日日曜日

寄り添う父なしには

 我が家の猫のマーブルはこの2ヶ月ほど具合が悪い。獣医師からは治療しても治らない病気だと言われて緩和ケアを続けている。それが動物にとって果たして幸せなことなのかどうか。ともすると、延命、過剰な医療ではないかという不安もある。

 しかし、マーブルは大好きな妻のベッドの上で最後の時を過ごしている。苦しそうな様子を見るのは辛いがこの小さきものが命を終える時、神が寄り添ってくださっていると信じる。

 「二羽の雀が一アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽さえ、あなたがたの父のお許しがなければ、地に落ちることはない。(マタイ10:29)」とある。ギリシア語本文では「父なしには」だと知った。